手打うどんの打ち方 うどんの食べ方食べ物のページに戻る 本音のCAD・CAMトップ
最近は香川以外でも入手可能になった半生うどん。これは釜茹でする前の「伸ばして、切った状態」で売られている『うどんの元』の事ですが、贈答品でも使われますから入手する機会は多くなったのじゃないでしょうか?
ところが、頂いたものの「正しい作り方が判らない」という事になっているようです。
もちろん、いくら良いうどんでも調理をしくじると不味くなります。
「茹でりゃあ良い」とか「説明書きどおりにすれば大丈夫」なんて考えていると大間違い!
茹で時間だけでも、お湯の量や麺の乾燥具合等、ホンの僅かな差で大幅に違ってきます。
短く折れたうどんや生煮えのうどん、茹で過ぎてベタベタになったうどん、時間が経ってコシの無くなったうどん・・・
折角のうどんですから、そういう不味いブツに仕上げず、美味しいうどんに仕上げましょう。
お湯の量は、中で麺が自由に泳げるくらい、たっぷりとした量が必要です。
麺が浸る程度の少量のお湯では茹でムラが出来たり、焦げ付きやすくなります。
麺の量ですが、100gの半生麺が茹で上がると約200gになります。
うどんは1玉が200gですから、半生麺100gが茹で上がり1玉に相当します。
一人一食が平均2〜3玉なので、これを目安に量を加減しましょう。
加熱を続けていると底に沈んだ麺が焦げ付きます。だかと言って箸で攪拌していると麺が折れて不味いうどんになってしまいます。
半生麺は熱湯に投入すると直後に硬化してしまいます。(だから攪拌すると折れる)
少し待つと、柔らかくなってきますから、そうなってから再点火し優しく攪拌します。
攪拌は下から上に麺を泳がせるようにしましょう。
うどんは低めの温度で茹でるものだと考えた方が良いですね。
湯の量が多くなり過ぎた場合は、すくい取って捨てましょう。
茹で時間は麺の微妙な太さの違いや茹で湯の量や温度の違いで大幅に異なります。
うどんの袋に書いてある茹で時間は、あくまでも目安だと思ってください。
食べてみて、芯に粉っぽさが無くなった時が茹で上がりのタイミングです。
釜揚げ・釜玉で食べるならシメてはいけません。
茹でた鍋から器に直行してください。
かけ・ザル・冷やし・ぶっかけ等はシメます。
直ちに大量の流水で熱を取りますが、この時に麺のヌメリも取ってしまいます。
火傷しないように、全開の水道水を当てながら手で混ぜます。
シンクでやるなら、排水口のゴミ取りカゴが目詰まりしますから外しておいた方が良いでしょう。
投入後は、まんべんなく冷えるよう手で混ぜましょう。
急冷すると麺が硬くなってくるのが手触りで判ります。
冬ならば氷水を使わなくても水道水で大丈夫です。
時間の勝負です。
とにかく早く食べる事!
茹で上がって30分経てば「別の食い物」になっていると考えて下さい。
出来れば10分以内に完食というのが理想です。
30分以上経った麺は讃岐うどんだとは考えず、「うどん焼き」にでもして下さい。
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